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「2023とりだい夏プログラム」報告
鳥取大学では山里海医学共育プロジェクトの一環として「2023とりだい夏プログラム」を実施しました。プロジェクトの正式実施に先駆け、鳥取大学が提供する「救急医学・災害医療学マスター養成プログラム」と「感染症学マスター養成プログラム」の内容を夏休み期間中に受講者の希望に合わせたスケジュールで実施しました。岡山大学、香川大学、島根大学、鳥取大学、自治医科大学の医学科1年次から5年次まで計17名の学生が参加しました。
救急・災害医療コースでは高度救命救急センターの現場での実践的な診療参加型臨床実習が行われ、参加者からは「救急医療現場の緊迫感を肌で感じながら、ドクターヘリ要請から検査、診断、治療までの一連の流れを体験できた」「大都市圏にも引けを取らない高度な救急医療を体験して地域医療に対するイメージが大きく変わった」等の感想が聞かれました。
感染症コースでは実際の患者さんに対する医療面接、身体診察、カルテ記載等を含めた診療参加型臨床実習、多職種カンファレンスへの参加、保健所実習などが行われ、「症候から疾患や起因菌を特定していく臨床推論の重要性を認識した」「患者さんとどのように接するかを学べた」「多職種カンファレンスではそれぞれの専門職の視点を活かした考えが印象的だった」等の感想が聞かれました。
今回のプログラムであきらかになった問題点等について十分に検討し、今後の正式実施に向け、より良いプログラムを構築していきたいと考えております。
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