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【報告】2024年度 多地域共創型医学教育シンポジウム in 香川 を開催しました

岡山大学、島根大学、香川大学、鳥取大学が連携して取り組む文部科学省 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業「多様な山・里・海を巡り個別最適に学ぶ『多地域共創型』医学教育拠点の構築(通称:山里海医学共育プロジェクト)」は、2024年12月13日に 2024年度 多地域共創型医学教育シンポジウム in 香川 を香川大学医学部が担当校としてオンライン併用により開催しました。

はじめに、香川大学医学部地域医療支援センター長 星川広史教授が開会あいさつを述べました。第一部では、香川大学医学部医学教育学講座横平政直教授を座長として、長崎大学病院医療教育開発センター松島加代子教授による特別講演を行いました。「あなたはどんな医師になりますか!?」と題して、地域医療の魅力やワークライフバランスを含めたキャリアデザインの重要性について双方向性のご講義いただきました。

その後、香川大学医学部医学科4年生の3名から「地域医療フィールドリサーチプログラム」の医学生実践報告がありました。これは未来の地域医療を担う医学生がフィールドワークを通じて、地域医療教育プログラムを創るという試みです。「地域医療における診療参加型臨床実習」「新たな離島医療教育」「遠隔医療を含む地域医療でのコミュニケーション」に関して、学生ならでは視点でプレゼンテーションしてくれました。

 第二部では、香川大学医学部医学部長西山成教授による開催校挨拶の後、本事業の事業成果報告として、鳥取大学地域医療共育推進室 中野俊也 特命教授、岡山大学学術研究院医歯薬学域 地域医療共育推進オフィス 香田将英 特任准教授、島根大学地域医療支援学講座 佐野千晶 教授、香川大学地域医療共育推進オフィス 駒澤伸泰 特命教授より、各大学の事業進捗の報告がありました。

令和4年度に採択された本事業では、主幹・連携の4大学(岡山、島根、香川、鳥取)の医学部が、それぞれの強みと特色を掛け合わせ、中国四国地域最大級となる唯一無二の地域医療人材養成拠点を構築することを目標として掲げています。

 シンポジウムには、医学部生、大学医学部関係者、地域医療に携わる医師の他、近隣の自治体などの関係機関、本事業に採択された他拠点関係者など118名(対面 95名【内、教職員6名、香川大学医学生 89名】、オンライン参加 23名)が参加し、活発な意見交換も行われました。最後に、本事業の実施責任者である岡山大学 豊岡伸一 医学部長の閉会の辞により約3時間半に及ぶシンポジウムは、盛況のうちに幕を閉じました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。