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【高大連携事業】明誠学院高校の生徒が岡山大学を訪問しました

2025年7月18日(金)、高大連携事業の一環として、明誠学院高等学校の生徒が岡山大学を訪問しました。本事業は、高校生が実際に大学での教育・研究等を体験し、教職員・学生と交流し、「大学」を知る機会を提供することを目的としています。

医学部医学科では、最初に地域医療人材育成講座の小川弘子 教授より、「伝統ある学府で医のプロフェッショナルを志す」をテーマに、岡山大学医学部の歴史や教育プログラム、地域医療についての講義が行われました。生徒たちは熱心にメモを取りながら講義に耳を傾けていました。質疑応答では、「地域医療の魅力は何ですか?」という質問に対し、「限られた環境の中で多職種連携を図り、地域全体で医療を行うことで、患者さんとより密につながれる魅力がある。」と回答がありました。

続いて、地域医療共育推進オフィスの香田将英 特任准教授より、岡山大学で取り組むVR(仮想現実)・MR(複合現実)技術を用いた早期体験実習の紹介が行われました。生徒たちは、VRを通じて認知症を持つ方が体験する幻覚を疑似体験し、当事者が抱える理解されない感覚や困難について学びました。体験を終えた生徒からは、「幻覚を頭ごなしに否定せず、対応することが大事だとわかった」といった感想が寄せられました。

最後に、医療教育センターの伊野英男教授より「最後まであきらめない心が医学部医学科では求められる」との激励の言葉が贈られ、講義は終了となりました。