患者中心の医療の方法

地域医療リーダー養成教育プログラムでは、地域医療に従事するにあたり、医療機関、地域でリーダーシップを発揮し、マネージメントを適切に行い、コミュニケーションをとれる人材を育成するためのプログラムを開発しています。その一環として、医学英語学習のための「医学英語ポッドキャスト」を開設しています。

今回の動画シリーズは、モイラ・スチュワート、ジュディス・ベル・ブラウンらによる「Patient-Centered Medicine: Transforming the Clinical Method」第4版に基づいています。患者中心の医療は1980年代から体系化が始まり、40年以上の実践と研究を通じて発展してきた医療アプローチです。単に患者の希望を聞くだけではなく、疾患、健康、病いの体験を包括的に理解し、患者さんの生活背景や価値観を考慮しながら最適な医療を提供する方法論です。4つの要素（疾患・健康・病いの探求、全人的理解、共通基盤の形成、医師患者関係の強化）が相互に作用することで、より良い治療成果につながります。

動画作成の参考にした文献情報

Stewart, Moira, et al. Patient-centered medicine: transforming the clinical method. CRC press, 2024.

患者中心の医療とは？【患者中心の医療の方法 (1)】

患者の体験を理解する：症状の向こう側にあるもの【患者中心の医療の方法 (2) 】

患者を全体として理解する：個人と家族【患者中心の医療の方法 (3)】

患者を全体として理解する：背景 【患者中心の医療の方法 (4)】

共通基盤を見つける：患者との協働【患者中心の医療の方法 (5)】

患者との関係性を築く：共感と信頼【患者中心の医療の方法 (6) 】

患者中心の医療を学ぶ上での課題【患者中心の医療の方法 (7)】

患者中心の医療：明日からの臨床実習に向けて【患者中心の医療の方法 (8)】