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プログラム
PROGRAM

オンデマンドプログラム

ON DEMAND
正課外

地域医療 リーダー養成教育プログラム

対象年次:2年次、5年次、卒業生
取り組む分野
  • リーダーシップ
  • フォロワーシップ
  • 非認知能力
  • 病院マネジメント
  • 医療英語

養成すべき人材像

地域医療に従事するにあたり、医療機関、地域でリーダーシップを発揮し、マネージメントを適切に行い、コミュニケーションをとれる人材

講座型科目

地域医療リーダーシップ教育

Basic コース

従来の「リーダーシップ」に加え、チームを支える「サーバントリーダーシップ」の理論を学ぶ。新しい視点を取り入れたリーダーシップを学び、そのメリット・デメリットを理解する。

Advanced コース

実習や日常生活をとおして、様々な「リーダー」や「リーダーシップ」に触れた経験を踏まえ、自身が目指すべき「リーダーシップ」について考える。また、事例をとおして、「リーダーシップ」により、チームのモチベーション維持、意欲の向上につながることを理解する。

地域医療フォロワーシップ教育

Basic コース

組織やチームを運営するにあたり「リーダーシップ」が重要ではあるが、同時にチームのメンバーとして「フォロワーシップ」を発揮し、チームの成果を最大化させることも大変重要である。「フォロワーシップ」は「自律的かつ主体的にリーダーや他メンバーに働きかけ支援すること」と言える。その理論を理解し、重要性を認識する。

Advanced コース

実習や日常生活をとおして、様々な「フォロワーシップ」に触れた経験を踏まえ、自身が目指すべき「フォロワーシップ」について考える。また、事例をとおして、「フォロワーシップ」により、チームが同じ目標に向けて進み、モチベーション維持、意欲の向上につながることを理解する。

非認知能力開発プログラム

Basic コース

「非認知能力」とは、客観的な数値にして測定できない能力の総称である。具体的には、意欲や楽観性、忍耐力や自制心、コミュニケーション力や共感性・・・など、個人の内面や特性を能力としてとらえたものをさす。「非認知能力」を育成することは、「人として大切な力」を育成することにつながる。急速に変化する時代の中で重要視されている「非認知能力」を理解し、その理論を学ぶ。

Advanced コース

「非認知能力」を育成することは、自分自身にとっても、大変重要であるが、チーム、地域の方々の「非認知能力」を育成できることは、そのチームや地域の成長に大きな強みとなる。様々な事例を通して「非認知能力」のステップをより詳細に、具体的に学び、実践できるようになる。

病院マネジメント教育

Basic コース

地域医療において、病院経営を持続できることは地域医療を継続することに直結する。限られた医療資源を効率的に運用し、社会的使命として、より良い医療を地域に提供し続けられる体制作りが求められる。医療機関にとってあるべき姿を構築する重要性を理解する。

Advanced コース

地域医療機関がより良い医療を持続的に提供できる体制であるために、必要な要素となる「高い倫理観」や「的確な情報分析力」、「課題解決に向けて立案できる能力」の重要性と、実際の運用について学ぶ。

医学英語学習

Basic コース

多様な人々とコミュニケーションをとるツールとして「英語」は重要であり、地域医療においても必要となる機会が多い。高精度ビッグデータを活用した「マイクロステップ・スタディ」のシステムを利用した医学英語学習を行う。

Advanced コース

オンデマンドで英語での医療面接を学び、オンラインにて英語での医療面接の実践を行う。

教育内容の特色

地域医療で求められる素養となる、「リーダーシップ」、「フォロワーシップ」、「非認知能力」の理論を理解した上で、事例をとおしてより具体的に理解を深める。正課内での実施を行っている大学もあるが、オンデマンドコンテンツとすることで繰り返し視聴でき、自身成長段階によって理解が深まってくることを期待する。
また、地域医療の継続において、安定的な医療機関の維持は不可欠である。良い医療を提供するためには、安定した病院経営は不可欠であり、その重要性を学生時代より理解することは、実習などにおいても視野を広げ、より多くのことを学べるようになると考える。
最も広くコミュニケーションをとれる言語として、「英語」特に「医療英語」を身に着けることは、これから様々な情報の獲得、発信においても、非常に有用である。岡山大学では、新しいビッグデータの技術を活用した「マイクロステップ・スタディ」という名称の新型e-learningシステムを開発しており、スマートフォンやタブレット、PCなどを利用し、いつでもどこでも学習ができるシステムを利用し、ハードル低く、英語を身に着けることができる。また、英語での模擬医療面接を通して、より実践的に医学英語を学ぶことが出来るシステムを構築している。
「リーダーシップ」、「フォロワーシップ」、「非認知能力」などの理論を学習すること、医療経済的な観点での学びを行こと、そして、e-learningシステムを用いた効果的な学習法を取り入れた特色ある教育プログラムを開発し、実施する。

指導体制

本事業推進委員会の下に設置されるカリキュラム検討委員会において指導体制を構築(岡山大学地域医療人材育成講座教員を中心に、各大学医学教育系講座の教員、地域医療系講座の教員等)

【地域医療リーダーシップ教育】
 石田 衛(岡山大学教育推進機構 教授)
【地域医療フォロワーシップ教育】
 佐藤明香(岡山大学病院卒後臨床研修センター 助教)
【非認知能力開発プログラム】
 中山 芳一(岡山大学教育推進機構 准教授)
【病院マネジメント教育】
 井上 貴裕(岡山大学病院長補佐、千葉大学病院副病院長)
【医学英語学習】
 高精度ビッグデータを活用した「マイクロステップ・スタディ」による医学英語学習
 寺澤孝文(岡山大学教育学研究科 教授)
 医療英語研鑽プログラム
 Sabina Mahmood(岡山大学教育推進機構 准教授)

開始時期

令和4年9月より順次

養成目標人数

(年度) 令和4 令和5 令和6 令和7 令和8 令和9 令和10
1年次 0 0 0 0 0 0 0 0
2年次 83 90 100 110 120 135 150 788
3年次 0 0 0 0 0 0 0 0
4年次 0 0 0 0 0 0 0 0
5年次 72 83 95 105 120 140 150 765
6年次 0 0 0 0 0 0 0 0
卒業生 70 85 90 100 110 130 150 735
225 258 285 315 350 405 450 2,288

尚、本構想案は現在具体化に向けて準備中であり、実際のカリキュラムとは若干異なる可能性があります。