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「2024とりだい夏プログラム」報告

鳥取大学では山里海医学共育プロジェクトの一環として昨年に引き続き「2024とりだい夏プログラム」を実施しました。プロジェクトの正式実施に先駆け、鳥取大学が提供する「救急医学・災害医療学マスター養成プログラム」と「感染症学マスター養成プログラム」の内容を夏休み期間中に受講者の希望に合わせたスケジュールで実施し、岡山大学、香川大学、島根大学、鳥取大学の医学科1年次から5年次まで計12名の学生が参加しました。


救急・災害医療コースではプレホスピタルケアを含む高度救命救急センターでの実践的な診療参加型臨床実習が行われ、参加者からは「臨床現場の最前線の実態や講義で学んだABCDEアプローチやFASTなどが実際は(想像していたよりも)迅速に行われている場面を見て圧倒された」「診療に積極的に参加する機会があり、サークルや授業で学んだ手技を現場で実践できて嬉しかった」「救急の現場を見て自分もその現場に立ちたいという気持ちがより強くなった」「救急は全身を診る科ということを改めて実感するとともに、一人一人の患者さんを思っていたよりもじっくりと診察、治療していくのだと感じた」「救急隊や医師、その他の職種が互いに協力し合わないといけないことを学んだ」等の感想が聞かれました。

感染症コースでは抗菌薬の適正使用に関するレクチャーや微生物検査、実際の患者さんに対する医療面接、身体診察、カルテ記載等を含めた診療参加型臨床実習などが行われ、「薬剤耐性の仕組み等について詳細に学ぶことができた」「感染症内科での働き方、考え方を間近で見て感染症への興味が深まった」「先生方から進路等について多くのアドバイスを頂き、今後のキャリアを決める際の参考になった」等の感想が聞かれました。
この2年間のプログラムであきらかになった問題点等について十分に検討し、今後の正式実施に向け、より良いプログラムを構築していきたいと考えております。

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