【報告】11月23・24日 指導者養成講習会 地域医療共育のためのシミュレーション研修CoCoSimAI
文部科学省ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業「多様な山・里・海を巡り個別最適に学ぶ『多地域共創型』医学教育拠点の構築(通称、山里海医学共育プロジェクト)」では、24日に指導者養成講習会 地域医療共育のためのシミュレーション研修 CoCoSimAI を開催致しました。
この教育コースは、医学教育用シミュレーターを用いながら、参加者間が相互のコミュニケーションを通じて互いに学びあう、「共育」手法に関する能力向上に重点をおいたシュミレーション研修です。
岡山大学の当事業専任オフィス(地域医療共育推進オフィス)と地域医療人材育成講座との共同主催、教育推進機構学習・教授支援部門との共催で開催しました。今回で第三回目となるCoCoSim では、昨年度までのリーダーシップに加えて、生成AIを用いたシュミレーション体験なども行い充実した内容となりました。
プレセミナーとして11月23日(土)には、岡山大学教育推進機構学習・教授支援部門の石田衛先生と井上優人先生を講師としてお招きし、「地域医療教育に求められるリーダーシップとは」をテーマにお話し頂きました。2日目となる11月24日(日)には、地域医療共育推進オフィス香田将英特任准教授が講師となり、「生成AI活用の基本から実践まで」「ハンズオン:地域医療教育のシュミレーションAI作成」をテーマに、地域医療共育における生成AI活用事例等について説明頂き、実際に生成AIを活用し論文を検索・翻訳してみたり、シミュレーション教育の体験セッションを行い、参加者同士でディスカッションを行いました。
プレセミナーはハイブリッド配信、本セミナーは対面のみの開催とし、プレセミナーに31名、本セミナーに15名の方にご参加頂きました。参加者の職種は、医師、看護師、薬剤師、事務職員など多職種で、様々な視点から学び合い、考える機会となりました。
研修修了時には、研修で得た知識を活かし、今後の自身の更なるレベルアップに期待する声が多く寄せられました。また、今後取り上げて欲しいテーマについても意見が寄せられ、改めてこのコースの重要性を認識することができると共に、来年度も更に洗練した内容になるように作り上げていきます。
ご参加いただきました皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。