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【高大連携事業】岡山高等学校の生徒が岡山大学を訪問しました
2025年12月9日(火)、高大連携事業の一環として、岡山高等学校の1年生27名が岡山大学医学部(融合棟4階シミュレーションフロア)を訪問しました。本事業は、高校生が実際に大学での教育・研究等を体験し、教職員・学生と交流しながら「大学」を知る機会を提供することを目的としています。
当日は、はじめに地域医療人材育成講座の小川弘子教授より、医学科の学びと地域医療について講義が行われました。続いて、医療教育センターの伊野英男教授より、教育施設(MoMoSimシミュレーションフロア)の紹介がありました。
その後、地域医療共育推進オフィスの香田将英特任准教授より、バーチャル・リアリティ(VR)などのデジタル技術を活用した「認知症を持つ方とのかかわり」の模擬講義を受講しました。高校生たちは実際にVRゴーグルを装着し、病室での医療スタッフと認知症を持つ人とのやり取りを体験しながら、立場によって異なる“見え方・感じ方”があることを学び、相手の安心と尊厳を守る関わり方について考える時間となりました。

今回、講義でも紹介したオンデマンドVR教材「認知症を持つ人とのかかわりを学ぶオンデマンドVR」(全5本・約15分)を、YouTubeで初めて一般公開しました(配信日:2025/12/09)。
病室での一場面を題材に、認知症を持つ方だけでなく普段でも活かせるような相手を傷つけない関わり方を学べます。ぜひご自宅での学習や授業等の導入としてご活用ください。
最後に、伊野教授より高校生へ激励の言葉が贈られ、プログラムは終了しました。ご参加いただいた高校生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。